GPT-4oが専属コーチに!動画解析で子どものトレーニングをサポート
- kentakk14
- 2024年5月19日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年5月27日
GPT-4oの運動・スポーツ分野での活用方法を考えてみた
今日の記事ではGPT-4oの画像認識技術を駆使して、運動・スポーツ分野での活用方法について検証してみました。
GPT-4oに動画内の人の動作を分析させる
画像だけでなく、短い動画であればGPT-4oに取り込むことができます。
そこで、私は「ボールを投げる/ダッシュ」の2種類の動画を撮影しました。
そして、GPT-4oに動画を読み込ませて、まずはボールを投げるフォームについて課題点を指摘させました。

課題点を指摘する以外にも「点数をつける」「良い点を評価する」「ボールを強くなげるために必要なことを指摘する」など目的に応じて、プロンプトを変えるといいですね。
GPT-4oは次のような課題点を挙げました。

動画を見ると私は腰の回転をあまり使っておらず、その点は指摘されています。
また、投げるときに肘が下がりがちという私の癖も見抜かれていました。
この動画ではボールを強く投げていないので、腕を振り切っていないことも指摘されています。
さらに、GPT-4oの回答は続きます。

アフターフォローを欠かさないのが、ChatGPTです。
改善のためのトレーニングまで提案されます。
参考とする資料を指定して動作を分析させる
続いて、ダッシュの動画は日本陸上連盟『中学校部活動における陸上競技指導の手引き』(https://www.jaaf.or.jp/files/upload/202003/jhs-003-001.pdf)の短距離走(p.15-18)を参考資料として指定して、評価をさせました。


評価するポイントが示されました。

詳細に分析されていますが、もう少し踏み込んで質問してみます。

スタート時の前傾姿勢について指摘されたので、意見してみました。
すると、前傾が過度であることや腰が引けていることが指摘されました。

前傾姿勢を意識しすぎて、上体を真っ直ぐ保つことは意識していませんでした。
GPT-4oを使うと、自分専属のコーチがついた感覚になります。
自分自身でも動画を再確認して、GPT-4oが指摘する課題点が適切かどうか振り返ることは必要ですね。
運動やスポーツにもかなり使えるのでは?
現段階では短い動画しか読み込むことはできませんが、単純な動作ならば評価をすることが可能そうです。
例えば、子どもが公園で走る練習をする際にも、保護者が動画を撮影してGPT-4oで走る動作を分析させることで、いつもとは違ったアプローチの練習となりますね。
体育でも使うことができるようになれば、専門知識が乏しくてもある程度の質が保たれたアドバイスができるようになりそうです。
※個人情報の保護の観点から、動画は適宜トリミングやスタンプなどで顔消しをして読み込ませるようにしましょう。
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