第47回全国個を生かし集団を育てる学習研究協議会で研究発表をしました!
- kentakk14
- 2023年12月29日
- 読了時間: 2分
先日、第47回全国個を生かし集団を育てる学習研究協議会にて研究発表を行いました。発表タイトルは「ワープ・スピード作戦ー今すぐできる対話型AI活用ー」です。今回は発表内容をポイントだけ紹介します。
発表では、文部科学省の「初等中等教育段階における生成AIの利用に関する暫定的なガイドライン」を参考に、現段階(2023年12月時点)で教師が行える対話型AI活用について話しました。
「ワープ・スピード作戦」とは、アメリカが新型コロナワクチンの開発を行うときに実施した方法です。通常は薬事承認後となる製造ラインの整備を開発段階から同時並行し、供給までの時間短縮を図ったものです。教師の生成AI活用において、このワープ・スピード作戦を取り入れることを推奨します。
文部科学省のガイドラインによると、現段階では生成AIの学校現場での教育利用はパイロット校のみ認められています。全国の学校でその教育利用が実施されるかどうかは決められていません。しかし、学校の外に出ると話は変わります。保護者同意さえあれば小学生でも使用できる生成AIも存在します。おそらく、生成AIは社会に広がっていくと予想されます。さらに、AIに関する技術は日々進歩しています。このままでは、私たち教員はその進歩についていくことができません。いざ、生成AIの教育利用が開始したとしても、教員の対応が遅れると考えられます。
そこで、今できることから始めてみましょう。それは生成AIの校務利用と私的利用です。
校務利用・・教員が業務のために生成AIを使用する。
学校で使用する場合は管理職や教育委員会の承諾を得る
私的利用・・プライベートのために生成AIを使用する
※ともに、個人情報や機密情報の入力はしない
文部科学省のガイドラインに基づくと、現時点で教員に認められている利用方法は上記の2つです。「習うより慣れろ」ではありませんが、生成AIに慣れておくことが必要です。
発表では、主に上記の内容と具体的な活用方法について説明しました。生成AIを使いながら、適切な利用方法や特徴を学んでいきましょう。まずは私的利用をおすすめします。生成AIに「暇です」と伝えてみてください。思った以上に丁寧な回答が返ってくるでしょう。
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