教師の新しい相棒!生成AIで始業式の計画を簡単作成しよう【生成AI校務利用】
- kentakk14
- 1月5日
- 読了時間: 4分
生成AIの校務利活用
今日は生成AIの校務利活用の1つとして、始業式の計画をChatGPTと立てる方法を紹介したいと思います。
ちなみに、私はChatGPTを使用していますが、CopilotやGeminiでも遜色なく活用できると思います。
ご自身の自治体で許可されている生成AIをお使いください。
計画を立てる
生成AIの活用例の1つとして、計画を立てることが挙げられます。
体育大会などの行事、単元や授業計画などあらゆる計画のたたき台を生成できます。
体感ですが、60点〜80点を取れるような内容を数秒で生成します。
それでは、実際に3学期の始業式の計画を立てさせます。
以下にChatGPTとのやり取りを紹介します。


いかがでしょうか。
始業式に出席して、3学期の目標を共有し、最後はレクリエーションで終わる。
悪くない計画だと思います。
このたたき台をもとにして自分流に変更すれば計画が完成です。
生成AIの回答の下部には以下のようにコピーするボタンもあり便利です。
それでは次に、私が入力したプロンプトについて解説します。
プロンプトを工夫することで質の高い回答を求める
プロンプトとはAIに対する指示文のことです。
生成AIはこのプロンプトに対して、言語等により回答を生成します。
生成AIの回答精度を高めるためには、このプロンプトを工夫する必要があります。

この何気ないプロンプトも若干ですが工夫をしています。
役割を与える
まず「あなたは最高の小学校教員です」とChatGPTに役割を与えています。
これにより、回答の精度が上がります。
目的に応じて、その分野の専門家の役割を与えるといいでしょう。
明確なプロンプトにする
例えば「小学校の始業式」ではなく「小学校4年生の担任として、3学期の始業式」と具体的かつ簡潔に伝えます。前者であると生成AIは自由に回答を生成してしまうため、欲しい回答が得られない可能性があります。
また、長くて難解な文章にするとこちらの意図が伝わらないことがあります。そのため「#」や「・」を使って項目分けして伝えることを推奨します。今回であれば、「#時間割」として時間割は項目を分けて伝えています。
また、今回は日本語のプロンプトにしていますが、英語の方が回答の精度が上がります。
そうすると英語で回答が来ますが、「和訳して」と伝えるとすぐに回答の和訳が返ってきます。
追質問(対話)することで質の高い回答を引き出す
使う生成AIにもよりますが、ChatGPTやCopilotなどは入出力結果を踏まえて対話を続けることができます。
ChatGPTの回答について詳しく知りたいと思えば、追加のプロンプトを入力します。

私はよく「複数」や「10個」など数を指定します。
提案が1つしか回答されないと、非効率だからです。
アイデアの取っ掛かりなどが欲しい場合はこのように多数の提案をさせます。
ChatGPTは次のように回答しました。


さらに気になった回答について詳しく聞いていくことで具体的は実施方法や準備について知ることができます。
例えば、準備の必要がないものはどれか聞いてみます。

返ってきた回答の中で私は「クラスカルタ(即興版)」が非常に気になりました。
そこで、クラスカルタ(即興版)について詳しく教えてくださいと入力しました。
すると、次のような回答が返ってきました。


つまりはお題を出して、その答えの頭文字を黒板に書いておき、その文字をタッチしに来させるということです。
イメージを掴むために画像生成をする
今回は文章だけで理解できましたが、実施イメージを生成させました。

このイメージ画像は、クラスカルタの実施風景を想像する手助けとなります。私はこの画像を見て、課題に気づきました。例えば、全員が一斉に黒板へタッチしに行く形式では、子どもたちがぶつかり合う危険性があります。また、指さし形式にした場合、安全性は確保できるが、答えの判定が難しくなると感じました。
その上で、より安全かつ公平に全員が参加できる方法として、以下のようなアイデアが浮かびました。
グループバトル形式
各グループの代表者が黒板前に出て解答する形式にすることで、混雑や衝突を防ぎつつ、クラス全員がチームとして協力する楽しさを味わえます。
メモに解答を書く形式
各自が手元のメモに頭文字だけを記入し、一定時間(例:5秒)で回答する方法。これにより、全員が安全に参加でき、スムーズに進行できます。(最早カルタの原型はありませんが笑 新しい楽しみ方としてアリかもしれません)
レクリエーションもマンネリ化しているので、一度実施してみたいと思います。
新学期に向けて計画をまだ立てていない方も、ぜひ生成AIを活用しながら具体的なプランを練ってみてはいかがでしょうか?
いいヒントが、きっと見つかるはずです。

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