未来の教育を探る!ChatGPT /こども編集部/哲学対話(兵庫個集研 第16回研修会レポート)
- kentakk14
- 2024年8月3日
- 読了時間: 4分
兵庫個集研 第16回研修会
7月27日に個を生かし集団を育てる第16回研修会に参加しました。
場所は神戸学院大学です。
神戸学院大学は神戸港内にある人工島ポートアイランドにあります。

ポートアイランドへは、神戸の繁華街である三宮からバスや自動運転のポートライナーで向かうのですが、海を渡るため景色が綺麗です。
神戸学院大学のキャンパスも綺麗で素敵な大学です。
それでは、研修会の様子についてお伝えしたいと思います。
①ChatGPT4oの可能性(私の報告)
まず、私からChatGPT4oについて報告をいたしました。
ChatGPT4oの画像認識、音声対話を紹介しました。
画像認識では
・ノートに書いた筆算の間違いを解説させる
・人がダッシュしている動画を認識させて、フォームを評価させる
・食事の画像から栄養バランスを評価させる
というような事例を実際にChatGPT4oを使用しながら紹介しました。
音声対話では
・英語と日本語の通訳
を紹介しました。
短い時間でしたが、ChatGPTの魅力について少しでも伝わっていれば嬉しいです。
将来的に子どもたちがAIと付き合っていく、そしてAIを使いこなして力を発揮していくことが求められます。
そのために教育者として、AIについての理解を深めていくことが重要です。
夏休み、多くの教員の方にChatGPTで遊んでもらえたら嬉しいですね。
②こども編集部
私の報告の次に子ども編集部さんの取り組みについて教えていただきました。
こども編集部さんは神戸市垂水区で活動されている大人と子どもが協力して民間企業などから仕事の依頼を受け、取材・編集をして様々なメディアを作る法人です。
取り組み内容を聞いていて、私の中で思い浮んだキーワードは「居場所」です。
研修会に参加するまで、メディア関連の職業や仕事に興味がある子が集まり、自分たちで取材や編集をしているものだと思っていました。
しかし、編集部の代表とんちゃんさんの想いを聞くと印象がガラッと変わりました。
「楽しいな ワクワクするな ドキドキするな また来たいな ホッとするな そんな学校でも部活でも塾でも家でもない場所を作りたい」
10代のときを思い返すと、どこか自分を無理して偽って人付き合いをしていた部分もあったように思います。
そのような時期に自分の素を出せる場所、認めてもらえる場所があると心が救われますね。
また、こども編集部では自分の得意や好きを活かして仕事をするようです。
編集という仕事を通して、自己表現することができ、広告などの目に見える形として残ることも子どもとしては自分の頑張りや成果が可視化でき、自信に繋がるのではないかと感じました。
③哲学対話
哲学対話とは参加者が輪になって問いを出し合い、一緒に考えを深めていくという対話のことだそうです。
体験したのは1番初めの導入のような部分です。
「最近ハマっていること/みんなで考えたい問い」について順番に話をしていきます。
話をしている間、木製の棒に毛糸を巻いていきます。
隣の人は話し手が巻いている毛糸が絡まないようにサポートします。
この毛糸は最終的に結束バンドで結び、ハサミで切ってコミュニティボールという毛糸のボールにするようです。
哲学対話でコミュニティボールを持っている人が話をするといったルールなどもあるようです。
哲学対話を体験してみて、聞く力や考える力を育むことができそうだと感じました。
実際に私も対話を通して、多くの人の意見を聞くことができました。
また出された問いに対して自然と頭の中で自分なりの意見を考えていました。
さらに、自分が話をしているときは周りの人が受け入れてくれている感覚になりました。
学級経営に関しても効果がありそうな気がします。
まだまだ奥が深い、哲学対話ですが今後も勉強していきたいと思います。
12月に全国プレ大会を開催します!
今回の研修会ではユニークな取り組みが発表されました。
全国個を生かし集団を育てる学習研究協議会では、12月に全国プレ大会を開催します。
全国プレ大会においても、今回の研修会に負けないような面白い実践が発表されます。
当ブログでお知らせしますので、ぜひご参加ください。

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